1. |
運転実績の概要 |
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平成9年度の県内原子力発電所(14基、1,145万kW)の稼働実績は、発電電力量約823億kWH、平均時間稼働率79.7%、平均設備利用率82.1%で、ほぼ順調な運転が行われ、いづれも過去最高の実績となった。[表−1,表−2,表−3,表−4,図−1,図−2,図−3] |
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項目
炉型 |
発電電力量
(億kWH) |
時間稼働率
(%) |
設備利用率
(%) |
沸騰水炉型
(BWR;1基) |
19.96 |
64.1 |
63.8 |
加圧水炉型
(PWR;12基) |
796.38 |
83.7 |
83.2 |
新型転換炉
(ATR;1基) |
6.76 |
47.8 |
46.8 |
県内合計
(14基) |
823.10 |
79.7 |
82.1 |
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元の位置へ▲ |
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平成9年度の県内原子力発電所の運転状況は、敦賀1号機およびふげん発電所がトラブルにより長期間停止したが、全体的には順調な運転であり、平均設備利用率も当初計画を上回った。 |
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(1) |
定期検査 |
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平成9年度に定期検査を終了した発電所は11基あり、これらの定期検査期間の平均月数は、3.9カ月と例年より大幅に短かった。
理由として、平成9年度で、関西電力が計画していた蒸気発生器取替工事が全て完了し、蒸気発生器伝熱管の補修が不要となったことや、作業効率化等により定期検査の短縮化が図られていることによるものと考えられる。
定期検査期間が長かった発電所は、蒸気発生器取替工事を行った大飯2号機と、定期検査中に機器の不具合が発見されたふげん発電所で、それぞれ193日間と167日間であった。また、短かった発電所は、美浜3号機と高浜4号機で、それぞれ66日間と70日間であった。[表−5,図−3]
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(2) |
運転月数 |
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平成9年度に定期検査を開始した発電所は10基あり、前回定期検査から平成9年度定期検査開始までの運転月数は、11.7カ月と例年と同程度であった。
運転期間が長かったものとしては、高浜3号機の396日間であった。[表−6,図−3]
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(3) |
異常事象 |
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異常事象として報告された件数は21件[法律:5件(うち労災1件)、通達:4件、その他:12件]で、前年度より4件減少した。
異常事象の内訳は、原子炉自動停止2件、原子炉手動停止2件、出力変動を伴う故障1件であった。また、運転に影響がなかったものとしては、定期検査中(停止中)の故障が5件、その他9件、労災2件であった。[表−7,表−8,表−9]
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2. |
輸送実績の概要 |
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平成9年度における新燃料集合体、使用済燃料集合体および低レベル放射性廃棄物の輸送実績を表−10、表−11、表−12に示す。 |
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項目
発電所名 |
発電時間
(時間) |
発電電力量
(億kWH) |
時間稼働率
(%) |
設備利用率
(%) |
敦賀発電所
1号機 |
5,618 |
19.96 |
64.1 |
63.8 |
敦賀発電所
2号機 |
6,609 |
76.15 |
75.4 |
74.9 |
新型転換炉
ふげん |
4,185 |
6.76 |
47.8 |
46.8 |
美浜発電所
1号機 |
7,137 |
24.08 |
81.5 |
80.8 |
美浜発電所
2号機 |
7,832 |
38.78 |
89.4 |
88.5 |
美浜発電所
3号機 |
7,788 |
63.94 |
88.9 |
88.4 |
大飯発電所
1号機 |
6,679 |
78.03 |
76.2 |
75.8 |
大飯発電所
2号機 |
6,111 |
71.28 |
69.8 |
69.3 |
大飯発電所
3号機 |
8,376 |
98.78 |
95.6 |
95.6 |
大飯発電所
4号機 |
8,760 |
103.36 |
100.0 |
100.0 |
高浜発電所
1号機 |
6,021 |
49.30 |
68.7 |
68.1 |
高浜発電所
2号機 |
7,717 |
63.35 |
88.1 |
87.6 |
高浜発電所
3号機 |
7,224 |
62.43 |
82.5 |
81.9 |
高浜発電所
4号機 |
7,727 |
66.92 |
88.2 |
87.8 |
合計 |
97,784 |
823.10 |
79.7 |
82.1 |
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元の位置へ▲ |
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