[記者発表][平成10年度7月]−[14日16時資料配付] 原子力安全対策課
新たな原子力政策円卓会議について(知事談話)(10−37)

1. 本日、原子力委員会は、平成8年10月11日決定した「今後の原子力政策の展開にあたって」で明らかにした新円卓会議の開催について、有識者五名からなるモデレーターを選出し、今後の円卓会議の開催、運営を委ねる決定を行った。

1.

新円卓会議は、我が国の原子力の研究、開発及び利用に関し、国民各界各層の多様な意見を聴取し、今後の原子力政策に反映させることを目的とし、モデレーターから提出される円卓会議での意見等については、今後の原子力委員会における政策審議の中で十分検討・考慮し、その内容を国民に公表することとしている。

1.

県としては、従来から、核燃料サイクル事業の推進について、社会情勢や原子力政策の進捗状況を的確に把握し、適宜適切にチェック・アンド・レビューを行うことができるよう、早期に新円卓会議を開催するなど適切な措置を国に強く求めてきたところである。

1.

今回の新円卓会議の開催決定は、そのひとつとして大変意義のあるものと考えている。

1.

今後、新円卓会議においては、その開催の趣旨を十分踏まえ、幅広い議論や対話に努めることにより、今後の原子力政策の基本的な方向について、国民の合意形成が図られることを期待する。