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使用済燃料輸送容器のデータ書き換え問題について(10−54) |
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今般判明した、使用済燃料輸送容器の中性子遮へい材の分析データの一部書き換え問題については、極めて遺憾であり、本日、国および関西電力株式会社に対して、別紙のとおり要請した。
県としては、今後、国等の調査結果および再発防止措置について、十分確認していきたいと考えている。
(別紙1)
今般、使用済燃料輸送容器の中性子遮へい材の分析データの一部が、施工担当事業者において書き換えられていた事実が判明した。
原子力の安全性の基本は、設計、製作、施工等各段階での徹底した品質保証や品質管理が大前提であり、昨年の配管溶接部熱処理温度記録の疑義問題に続き、輸送容器のデータ書き換えの事実が判明したことは、国の原子力安全規制行政に対する国民の不信を惹起させるものであり、極めて遺憾である。
今回判明したデータの書き換えについては、国の責任において徹底した調査を行い、その結果を積極的に公表するとともに、国の規制行政に対する国民の信頼回復に向け、関係事業者に対し厳正に指導・監督されるよう、強く要請する。
また、国の立入調査によって判明した事実および再発防止のための措置については、関係自治体に対して十分説明されるよう要請する。
(別紙2)
関西電力株式会社 |
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原子力・火力本部長 鷲見 禎彦 殿 |
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今般、使用済燃料輸送容器の中性子遮へい材の分析データの一部が、施工担当事業者において書き換えられていた事実が判明した。
原子力の安全性の基本は、設計、製作、施工等各段階での徹底した品質保証や品質管理が大前提であり、昨年の配管溶接部熱処理温度記録の疑義問題に続き、輸送容器のデータ書き換えの事実が判明したことは、原子力安全規制に対する国民の不信を増大させるものであり、極めて遺憾である。
今回判明したデータの書き換えに関連し、貴社に関係する輸送容器については徹底した調査を行い、その結果は関係自治体に報告するとともに、積極的に公表し、県民の信頼回復に積極的に努めるよう要請する。
また、今後とも品質保証活動の徹底・強化に努め、このような事態が再び発生することがないよう、関係事業者に対し厳しく指導するよう併せて要請する。