[記者発表][平成11年度2月]−[14日14時40分記者発表] 原子力安全対策課
大飯発電所2号機の出力降下について(11−146)

 このことについて、関西電力株式会社から下記のとおり連絡を受けた。

 大飯発電所2号機(加圧水型軽水炉;定格出力117.5万kW)は、定格出力で運転中であるが、本年2月7日、復水器内への海水の漏れ込みを検知する検出器の指示値に一時的な変動が認められ、その後通常値で安定していたが、本日7時20分頃より指示値に上昇が認められた。
 このため、復水器漏えい箇所特定作業を行っていたところ、11時6分および13時10分に、復水器1Bの検塩計指示値が警報設定値(0.3μS/cm)を超えたことから、復水器内での海水漏えいと判断し、14時00分より出力降下を開始し、16時頃に約60%出力として、復水器伝熱管等の点検・補修を実施する予定である。
 なお、この事象による環境への放射能の影響はない。


大飯発電所2号機概略系統図
大飯発電所2号機(復水器概要図・復水器設備仕様および概要図)