[記者発表][平成11年度3月]−[31日11時資料配布] 原子力安全対策課
新型転換炉ふげん発電所の原子炉起動および発電再開について(平成11年度計画停止)(11−161)

 このことについて、核燃料サイクル開発機構から下記のとおり連絡を受けた。

 新型転換炉ふげん発電所(新型転換炉;定格出力16.5万kW)は、平成12年3月11日から平成11年度計画停止作業を実施していたが、4月2日夕刻に原子炉を起動し、翌3日午後に発電を再開する予定である。

1. 主要作業
(1) 燃料集合体の取替
 燃料集合体224体のうち、16体を新燃料集合体と取替えた。取替えた新燃料はすべて二酸化ウラン燃料である。
(2) 機器・弁類の点検
 原子炉およびタ−ビン系機器・弁類の外観点検等を実施し、異常のないことを確認した。
(3) 蓄積放射能調査(図−1参照)
 「ふげん」の廃止措置準備として、構造物に含まれる放射能量を詳細に評価するため、第15回定期検査時に原子炉廻りやタービン建屋に設置した放射化箔の一部回収を行うとともに、新たに取付けを行った。
 また、第15回定期検査時に引き続き、原子炉補助建屋壁のコンクリート試料の採取を行った。

2.

次回定期検査予定
 平成12年7月上旬