[記者発表][平成11年度5月]−[27日14時記者発表] 原子力安全対策課
高浜発電所4号機の定期検査状況について(蒸気発生器伝熱管全数の渦流探傷検査結果)(11−24)

 このことについて、関西電力株式会社から下記のとおり連絡を受けた。

 高浜発電所4号機(加圧水型軽水炉;定格出力87.0万kW)は、平成11年4月22日から第11回定期検査を実施しているが、蒸気発生器伝熱管の健全性確認のため伝熱管の全数(10,115本)について、渦流探傷検査(ECT)を行った結果、C−蒸気発生器の伝熱管4本の高温側管板拡管部において、有意な欠陥信号指示が認められた。(表−1

 今後、信号指示が認められた伝熱管1本については抜管を行い、試験施設にて詳細調査を実施する。
 なお、信号指示が認められた伝熱管4本は、管板部で閉止栓(機械式栓)を施工し、使用しないこととする。

(通産省によるINESの暫定評価尺度)
基準1 基準2 基準3 評価レベル
0− 0−

表−1 蒸気発生器伝熱管信号指示本数および施栓状況
  A−SG B−SG C−SG 合 計
検査対象本数 3,365 3,373 3,377 10,115
信号指示管本数
(管板拡管部)
既施栓管本数
(予防施栓数を含む)
17 31
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高浜4号機蒸気発生器伝熱管のECT概要図