[記者発表][平成11年度6月]−[25日14時30分資料配布] 原子力安全対策課
高浜発電所2号機取水口へのクラゲ来襲に伴う出力低下について(11−41)

 このことについて、関西電力株式会社から下記のとおり連絡を受けた。

 高浜発電所2号機(加圧水型軽水炉;定格出力82.6万kW)は、定格出力運転中の平成11年6月24日22時頃より、取水口にクラゲが多量に来襲したことから、循環水ポンプ(全2台)による復水器への海水取水量を減らす措置を行っていたが、2号機取水口にある除塵装置(全4台)のうち2台が過負荷により同日23時6分に停止した。
 このため、出力降下操作を行うとともに(同日23時32分に電気出力を約76%まで抑制)、A−循環水ポンプを停止した。
 除塵装置については、復旧作業を行い、同日23時32分に装置を再起動、また、A−循環水ポンプについても再起動した。
 その後、クラゲ来襲が小康状態となったことから、本日1時15分より出力上昇操作を開始し、12時16分、定格出力に復旧した。


高浜発電所全体配置図