[記者発表][平成11年度7月]−[2日18時記者発表] 原子力安全対策課
新型転換炉ふげん発電所の重水精製装置エリアモニタ等の上昇について(11−47)

 このことについて、核燃料サイクル開発機構から下記のとおり連絡を受けた。

 新型転換炉ふげん発電所(新型転換炉;定格出力16.5万kW、第15回定期検査中)では、本日、運転員のパトロール中に、重水精製装置の循環フィルタ付近から重水が漏れていることを確認したため、15時15分に同装置の運転を停止するとともに、15時45分に循環フィルタの前後弁を閉止し漏えい箇所の隔離を行い、16時45分に漏えい停止を確認した。
 これに伴い、重水精製装置のエリアモニタが上昇し、15時44分に高高警報が発信した。重水精製装置建屋スタックモニタについては、高警報値を下回っているが、引き続き監視を行っている。


(参考)

  重水精製装置エリアモニタ 重水精製装置建屋スタックモニタ
高警報 3.7×10-2Bq/cm3 3.7×10-2Bq/cm3
高高警報 1.1×10-1Bq/cm3 1.1×10-1Bq/cm3
17:25現在の指示値 3.98×100Bq/cm3 1.59×10-2Bq/cm3


新型転換炉ふげん発電所建屋配置図