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新型転換炉ふげん発電所の重水精製装置 エリアトリチウムモニタ等の上昇について(11−48) |
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このことについて、核燃料サイクル開発機構から下記のとおり連絡を受けた。
新型転換炉ふげん発電所(新型転換炉;定格出力16.5万kW、第15回定期検査中)では、本日、運転員のパトロール中に、重水精製装置
の循環液フィルタ付近から重水が漏れていることを確認したため、15時15分に同装置の運転を停止するとともに、15時29分に重水精製装置
の換気系を停止し、15時34分に重水精製装置
の換気系を停止した。また、15時45分に循環液フィルタの前後弁を閉止し漏えい箇所の隔離を行い、16時45分に漏えい停止を確認した。
これに伴い、15時25分頃から、重水精製装置
エリアトリチウムモニタの指示値が上昇し、15時44分に高高警報が発信した後、17時25分に最大となり、それ以降、徐々に下降している。
また、重水精製装置建屋スタックトリチウムモニタについては、15時25分頃から指示値が上昇し始め、19時35分に高警報が発信しているが、15時34分の換気系全停止により、それ以降、重水精製建屋から外部への換気放出はなく、排気筒内にある滞留空気を測定しているものである。
本事象による環境への放射能の影響はない。
(参考)モニタ
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重水精製装置 エリアモニタ |
重水精製装置建屋スタックモニタ |
高警報 |
3.7×10-2Bq/cm3 |
3.7×10-2Bq/cm3 |
高高警報 |
1.1×10-1Bq/cm3 |
1.1×10-1Bq/cm3 |
17:25現在 |
3.98×100Bq/cm3 |
1.59×10-2Bq/cm3 |
20:15現在 |
1.66×100Bq/cm3 |
4.55×10-2Bq/cm3 |
(参考)トリチウムの全放出量
約3.4×107Bq |
(換気系全停止[15時34分]までの放出) |