[記者発表][平成11年度7月]−[12日9時15分記者発表] 原子力安全対策課
敦賀発電所2号機の原子炉手動停止について(11−53)

 このことについて、日本原子力発電株式会社から下記のとおり連絡を受けた。

 敦賀発電所2号機(加圧水型軽水炉;定格出力116.0万kW)は、定格出力運転中のところ、7月12日、午前6時5分、原子炉格納容器内のCループ室前通路およびDループ室前通路に設置された火災報知器が発報するとともに、格納容器内サンプ水位上昇率高の警報が発信し、1次冷却水の充てん流量の増加や原子炉格納容器内じんあい放射線モニタ等の上昇が確認されたことから、格納容器内で1次冷却水が漏洩しているものと判断し、午前6時24分から手動で出力を降下、午前6時48分電気出力8.1万kWで原子炉を緊急停止した。
 なお、排気筒モニタおよび環境の放射線モニタについては、変化は認められていないことから、周辺環境への放射能の影響はない。


系統概要図