[記者発表]−[平成11年度9月]−[1日11時記者発表] | 原子力安全対策課 |
美浜発電所2号機の第18回定期検査開始について(11−86) | |||
このことについて、関西電力株式会社から下記のとおり連絡を受けた。
記 |
美浜発電所2号機(加圧水型軽水炉;定格出力50.0万kW)は、平成11年9月3日から約3カ月の予定で第18回定期検査を実施する。
定期検査を実施する主な設備は次のとおりである。
(1) | 原子炉本体 |
(2) | 原子炉冷却系統設備 |
(3) | 計測制御系統設備 |
(4) | 燃料設備 |
(5) | 放射線管理設備 |
(6) | 廃棄設備 |
(7) | 原子炉格納施設 |
(8) | 非常用予備発電装置 |
(9) | 蒸気タ−ビンおよび蒸気タ−ビン付属設備 |
1. | 主要工事等 | ||||||||||||||||||||||
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2. |
燃料集合体の取替え |
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燃料集合体全数121体のうち、37体(うち36体は新燃料集合体で新燃料は全て高燃焼度燃料)を取り替える予定である。 | |||||||||||||||||||||||
3. |
運転再開予定 |
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1. | 概要 | |||||||||||||||
美浜発電所2号機は、平成11年9月3日から開始する第18回定期検査において、原子炉容器上部ふた取替工事を実施する。 平成11年9月中旬に新上部ふたの原子炉格納容器内への搬入、10月中旬に旧上部ふたの搬出を行い、新上部ふたは10月下旬に原子炉容器への据付けを行う予定である。 |
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2. |
原子炉容器上部ふた取替工事の工程(図−1参照) |
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今回の取替工事では、原子炉容器から取り外した原子炉容器上部ふたは、鋼板製の専用保管容器に収納した後、機器搬入口を通して屋外へ搬出、蒸気発生器保管庫まで運搬し保管する。 新原子炉容器上部ふたは、機器搬入口を利用して、原子炉格納容器内へ搬入し、原子炉に燃料が装荷された後、原子炉容器に据え付ける。 |
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3. |
原子炉容器上部ふたの技術的改善点(図−2参照) |
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取替用上部ふたは主要寸法等、基本的に同一仕様であるが、現在使用していない出力分布調整用制御棒クラスタ駆動装置は設けず、また管台の材料を改良品にしたものとする。 主な改善点は以下のとおりである。 |
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4. |
旧原子炉上部ふたの保管 |
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旧原子炉容器上部ふたは、保管容器内に収納した状態で、蒸気発生器保管庫に保管する。 | ||||||||||||||||
5. |
廃棄物の発生量 |
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原子炉容器上部ふたの取替工事に伴い発生する放射性廃棄物の量は、旧原子炉容器上部ふたおよび制御棒駆動軸等、ドラム缶に換算して約410本と推定される。 これらの廃棄物は、減容に努め、既設の廃棄物保管庫および蒸気発生器保管庫内に保管する。 |
(参考)
原子炉容器上部ふた取替工事計画経緯 | ||||||||||
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