[記者発表][平成11年度9月]−[18日15時30分記者発表] 原子力安全対策課
新型転換炉ふげん発電所の原子炉手動停止について(11−91)

 このことについて、核燃料サイクル開発機構から下記のとおり連絡を受けた。

 新型転換炉ふげん発電所(新型転換炉;定格出力16.5万kW)は、全出力(16.3万kW)で運転中のところ、取水口(浦底湾)にクラゲが襲来し取水口の水位が低下した。このため、復水器および原子炉補機冷却系への海水取水に支障が生じたため、9月18日13時43分頃から原子炉の出力を手動で降下していたが、重水温度の上昇が認められたことから、13時52分、電気出力約14万kWで原子炉を手動で緊急停止した。
 なお、今回の手動停止による周辺環境への放射能の影響はない。