(1) |
再生熱交換器の取替え |
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敦賀2号機の再生熱交換器については、内筒を有しない構造の熱交換器に取替える。設計にあたっては、念のため、温度差が生じる可能性のある箇所について温度評価を実施する。製作にあたっては構造・強度上確認すべき寸法に加え、性能上確認すべき寸法を確認する。また、試運転に際しては再生熱交換器の性能評価に加え、熱交換器胴および連絡配管の温度の確認を行う。 |
(2) |
検査の充実 |
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a. |
高サイクル熱疲労割れの発生防止 |
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過去の高サイクル熱疲労による国内外の損傷事例としては、高温・低温水の合流による温度変動が原因のものと、熱成層による温度境界面の変動が原因のものがあり、これらの事例を十分踏まえ、類似対象箇所を抽出し、健全性確認のため、今後計画的に点検を実施する。 |
b. |
格納容器内第3種管の検査の充実 |
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設備の健全性確認という観点から、第3種管のうち、格納容器内でプラント運転中に第1種管と同等の温度、圧力の1次冷却水が流れている範囲の点検を強化する。具体的な箇所としては、化学体積制御系抽出系統および充てん系統の主冷却材管から再生熱交換器までの範囲が該当するため、これらについて従来の供用期間中検査に加え、超音波探傷検査を第1種管並みの頻度で実施する。 |
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(3) |
運転管理面の改善 |
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格納容器内で発生する1次冷却水漏えい事故時において、漏えい量をより一層低減するため、漏えい箇所の早期特定のための監視方法の充実を図るとともに、漏えい箇所の隔離や原子炉の停止・冷却に関する運転手順の整備を図る。また、漏えい量把握のための評価手法の整備を図る。 |
(4) |
被ばくの管理[作業性の改善] |
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除染作業による被ばく線量低減のため、除染作業等における作業性の向上策として、自動除染装置や化学除染装置の技術開発に取組む。 |
(5) |
検査手法の高度化 |
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超音波探傷検査等の、非破壊検査技術の高度化の観点から、自動化適用範囲の拡大、異種金属溶接部等の欠陥検出精度の向上等の改善に向け、従来からの取組みに引き続き、実機適用に関して積極的に取組む。 |