高浜発電所１、３および４号機の運転再開について（１１−１１３）

　このことについて、関西電力株式会社から下記のとおり連絡を受けた。

　高浜発電所１号機（加圧水型軽水炉；定格出力８２．６万kW）、３号機（加圧水型軽水炉；定格出力８７．０万kW）および４号機（加圧水型軽水炉；定格出力８７．０万kW）は、定格出力運転中のところ、西京都変電所の５０万V変圧器の保護装置に故障が発生し、送電系統の周波数および電圧が変動したことから、１０月２７日１１時４８分に、１号機および４号機において「一次冷却材ポンプ周波数低」警報、また、３号機において「一次冷却材ポンプ電圧低」警報が発信し、原子炉が自動停止した。
　今回の自動停止の影響により主タービンおよび給水ポンプの軸受の潤滑油に蒸気（水）が混入していることが確認されたことから、潤滑油を取り替えることとした。
　なお、今回の事象による環境への放射能の影響はない。＜１０月２７日１３時、１７時３０分記者発表済＞

　高浜発電所１号機および３号機については、主タービンおよび給水ポンプの軸受の潤滑油取替えを完了したことから、本日原子炉を起動する予定である。
　また、高浜発電所４号機については、現在潤滑油取替えを実施中であり、取替完了後、明日原子炉を起動する予定である。