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シュラウド取替工事(図−2、図−3) |
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応力腐食割れ(SCC)発生の予防保全対策として、シュラウド等をSUS304相当品から、耐SCC性に優れたSUS316L等に取替えた。 |
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シュラウドサポート部SCC対策工事(図−4) |
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シュラウド取替工事作業中にシュラウドサポート部に合計300箇所の微細なひび割れが認められ、原因調査の結果、製作時の残留応力等に起因したSCCが発生したものと推定された。
このため、下部シュラウドサポートについて、原子炉圧力容器との取付部を残し、耐SCCにより優れた材料(インコネル材)に取替えた。[平成11年12月10日、22日、平成12年2月8日、4月20日、6月1日 発表済] |
(3) |
炉内計装ハウジング(保護筒)のSCC予防保全工事(図−5) |
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SCCの予防保全対策として、炉内計装用保護筒29本全数について、保護筒内面にTIGクラッディング(耐食性に優れた金属を溶接肉盛させる工法)を実施した。 |
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原子炉再循環配管内の流量検出用フローエレメントの取替工事(図−6) |
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原子炉再循環流量を検出している流量検出用フローエレメント(ノズルタイプ)について、定期検査時の被ばく低減のため、放射性物質が付着しにくい形状(円錐ベンチュリータイプ)に取替えた。 |
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給水加熱器取替工事(図−7) |
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第1〜第3給水加熱器(2系統、計6基)について、信頼性の向上及び保守性向上を図るため取替えを行なった。その際、管支持板については、耐食性に優れた低合金鋼に変更した。 |