[記者発表][平成12年度2月]−[15日16時30分資料配付] 原子力安全対策課
敦賀発電所1号機の原子炉起動と調整運転開始について(12−102)

 このことについて、日本原子力発電株式会社から下記のとおり連絡を受けた。

 敦賀発電所1号機(沸騰水型軽水炉;定格出力35.7万kW)は、当初2月9日に原子炉を起動する予定であったが、起動準備中の2月9日午後、原子炉再循環ポンプC号機で異音が認められたため、同ポンプを停止し、点検を行うとともに、原子炉の起動を延期した。[平成13年2月9日、14日 記者発表済]

 異音は、モータ軸の金属腐食痕によるものと判明したことから、当該部を手入れし、ポンプ試運転を行い異常のないことが確認できたことから、本日20時頃に原子炉を起動し、臨界とする予定である。
 今後は諸試験を実施し、2月中旬(2月18〜21日頃(*))に定期検査の最終段階である調整運転を開始し、3月中旬には経済産業省の最終検査を受けて営業運転を再開する予定である。

タービンバランシング作業(調整運転開始前にタービンの回転数を上昇させて振動を測定し、振動が大きい場合には、タービンの車軸におもりを取り付け、振動が小さくなるように調整する作業)の実施の有無により、調整運転の開始が前後する。