[記者発表][平成12年度4月]−[19日22時20分資料配布] 原子力安全対策課
高浜発電所1号機の出力降下について(12−8)

 このことについて、関西電力株式会社から下記のとおり連絡を受けた。

 高浜発電所1号機(加圧水型軽水炉;定格出力82.6万kW)は、定格出力で運転中のところ、4月19日20時8分頃、中央制御室のタービン盤で「薬注盤注意」の警報および現地盤で「復水ナトリウム盤注意」の警報が発信したことを確認した。
 このため、監視強化を行うとともに、蒸気発生器内の2次側水を水分析した結果、通常値を上回る塩素イオンが検出されたことから、復水器伝熱管からの海水漏えいと判断し、21時7分より出力降下を開始、同日22時7分、約80%出力とした。
 今後、復水器内部の点検・補修を行うこととしている。

 なお、この事象による環境への放射能の影響はない。


概略系統図
復水器概要図・復水器詳細図