[記者発表][平成12年度4月]−[29日4時50分資料配付] 原子力安全対策課
美浜発電所2号機の発電機自動停止について(12−16)

 このことについて、関西電力株式会社から下記のとおり連絡を受けた。

 美浜発電所2号機(加圧水型軽水炉;定格出力50.0万kW)は、本年4月7日、化学体積制御系配管からの漏えいにより発電を停止していたが、原因調査および対策工事が完了したので、4月28日19時26分、発電を再開した。
 その後、定格出力に向け出力上昇中のところ、4月29日、2時24分、電気出力約20%で「発電機自動電圧調整器故障」の警報が発信し、発電機の電圧が17kVから15kVに低下していたため、電圧の回復操作を行っていたところ、2時38分、「発電機界磁喪失リレー」の信号により発電機が自動停止し、原子炉も自動停止した。
 原因については、現在調査中である。
 なお、この事象による環境への放射能の影響はない。

(INESの暫定評価尺度の推定)
基準1 基準2 基準3 評価レベル


概略系統図