このことについて、関西電力株式会社から下記のとおり連絡を受けた。
高浜発電所2号機(加圧水型軽水炉;定格出力82.6万kW)は、定格出力で運転中であるが、本日17時30分頃から蒸気発生器に2次冷却水を供給している給水系(2系統)のうち、A系統にある第6高圧給水加熱器のドレン(凝縮水)流量*の増加が認められたため監視強化を行ってきたが、2次系の各種パラメータなどから、高圧給水加熱器の伝熱管漏えいの可能性があると判断し、本日21時40分から出力降下を開始し、23時頃に電気出力を約75%として点検・調査を実施することとした。
なお、今回の事象による環境への放射能の影響はない。
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高圧給水加熱器では、伝熱管内を2次冷却水(給水)が流れ、高圧タービンの排気蒸気を使ってこの給水を加熱している。加熱後の蒸気はドレン水(凝縮水)となり、給水系統に戻る。
高圧給水加熱器の伝熱管で漏えいが発生すると、伝熱管内を流れる給水(放射性物質を含まない)が、凝縮水側に漏れこむため、凝縮水流量が増加する。 |
(通商産業省によるINESの暫定評価尺度) |
基準1 |
基準2 |
基準3 |
評価レベル |
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0− |
0− |
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系統概要図
高圧給水加熱器概要図