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高浜発電所4号機の定期検査状況について(蒸気発生器伝熱管全数の渦流探傷検査結果)(12−60) |
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このことについて、関西電力株式会社から下記のとおり連絡を受けた。
高浜発電所4号機(加圧水型軽水炉;定格出力87.0kW)は、平成12年9月6日から第12回定期検査を実施しているが、蒸気発生器伝熱管の健全性確認のため伝熱管の全数(10,111本)について、渦流探傷検査(ECT)を行った結果、A、B、C−蒸気発生器の伝熱管11本の高温側管板拡管部において、有意な欠陥信号指示が認められた。(表−1)
この事象による環境への放射能の影響はない。
このため、信号指示が認められた伝熱管11本は、管板部で閉止栓(機械式栓)を施工し、使用しないこととする。
なお、前回の定期検査でも同じ部位に欠陥信号が認められ、抜管調査の結果、原因は、製作時に伝熱管を管板部で拡管する際、伝熱管内面で局所的に大きい引張り残留応力が発生し、これと運転時の内圧とが相まって、伝熱管内面で応力腐食割れが発生したものと推定されており、今回の事象も同様の原因と推定されている。
(通産省によるINESの暫定評価尺度) |
基準1 |
基準2 |
基準3 |
評価レベル |
− |
− |
0− |
0− |
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表−1. |
高浜4号機 蒸気発生器伝熱管信号指示本数および施栓状況 |
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A−SG |
B−SG |
C−SG |
合計 |
伝熱管設備本数 |
3,382 |
3,382 |
3,382 |
10,146 |
既施栓管本数
(予防施栓数を含む) |
17 |
9 |
9 |
35 |
信号指示管本数
(管板拡管部) |
4 |
1 |
6 |
11 |
累積施栓本数
(施栓率) |
21
(0.6%) |
10
(0.3%) |
15
(0.4%) |
46
(0.5%) |
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(参考)
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A−SG |
B−SG |
C−SG |
合計 |
信号指示管本数(前回定検) |
0 |
0 |
4 |
4 |
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元の位置へ▲ |
高浜4号機蒸気発生器伝熱管のECT概要図
ECT信号指示管位置図