[記者発表][平成12年度12月]−[2日13時資料配付] 原子力安全対策課
大飯発電所1号機の原子炉手動停止について(蒸気タービンの弁作動用油漏れ)(12−81)

 このことについて、関西電力株式会社から下記のとおり連絡を受けた。

 大飯発電所1号機(加圧水型軽水炉;定格出力117.5万kW)は、平成12年7月31日から第16回定期検査中で、11月25日から定期検査の最終段階である調整運転を開始し、現在定格出力で調整運転中であるが、本日10時9分頃、巡回点検中の運転員が蒸気タービンの弁を制御する作動油(EHガバナ油)が油配管フランジ部から霧状に漏えいしているのを発見した。
 直ちに、フランジ部の増し締めを行ったが漏えいが完全に停止しないことから、今後漏えい箇所の補修を実施するため、本日12時30分から出力を降下し、本日19時30分頃発電を停止する予定である。

 今回の事象ではプラントの運転状態は安定しており、周辺環境への放射能の影響はない。


概略系統図