平成７年度に定期検査を終了した発電所は１２基あり、これらの定期検査期間の平均月数は４．４カ月と例年と同程度であった。
　定期検査期間が最も長かったものとしては、蒸気発生器取替工事を実施した大飯１号機が２５１日間であった。
　なお、平成７年度の集計には、平成８年４月３日に第１４回定期検査を終了した美浜１号機（６３３日間）は含んでいない。［表−５，図−３］

　平成７年度に定期検査を開始した発電所は１０基あり、前回定期検査から平成７年度定期検査開始までの運転月数は、１２．１カ月と例年と同程度であった。
　運転期間が長かったものとしては、大飯３号機が３９７日間、敦賀１号機が３９６日間であった。［表−６，図−３］

　異常事象として報告された件数は２２件（法律：７件、通達：５件、その他：１０件）で、前年度より９件増加した。
　異常事象の内訳は、原子炉自動停止２件、原子炉手動停止３件、出力変動を伴う故障等５件のほか、運転に影響を与えたもの故障等が２件あった。
　また、運転に影響がなかったものとしては、定期検査中（停止中）の故障が３件、その他５件、労災２件であった。［表−７，表−８，表−９］