[記者発表][平成8年度4月]−[24日16時15分資料配布] 原子力安全対策課
ロストパーツ(温度計ウェル細管部)の回収について【もんじゅナトリウム漏洩事故の調査状況】(8−9)

 このことについて、動力炉・核燃料開発事業団から下記のとおり連絡を受けた。

 高速増殖原型炉もんじゅでは、ナトリウム漏えいの原因となった中間熱交換器(C)2次側出口温度計のうち、温度計ウェル段付き部より先端の細管部(ロストパーツ)を探索していたが、3月28日、過熱器(C)リングヘッダへの入口配管(北側)から時計回りに150°の位置にある分配器内で発見した。[3月28日記者発表済]

 4月18日、過熱器の分配器へつながる分配管を切断し、本日13時57分から回収装置にて温度計ウェル細管部の回収作業を実施していたが、15時53分、これを回収した。

 回収した温度計ウェル細管部については、ナトリウム洗浄後、金属材料技術研究所へ輸送し、破面調査等の詳細調査を実施する予定である。