[記者発表][平成8年度8月]−[1日11時記者発表] 原子力安全対策課
敦賀発電所1号機の原子炉手動停止について(8−34)

 このことについて、日本原子力発電株式会社から下記のとおり連絡を受けた。

 敦賀発電所1号機(沸騰水型軽水炉;定格出力35.7万kW)は、定格出力で運転中のところ、3台ある原子炉再循環ポンプの1台(C号機)の軸封部(メカニカルシール)に機能低下が認められるので、念のため原子炉を手動停止し、当該軸封部を取り替えることとした。
 このため、本日15時頃から出力降下を開始し(19時頃発電停止)、明日2時頃に原子炉を手動停止する予定である。
 なお、この事象による環境への放射能の影響はない。


(参考)

軸封部;

ポンプ内の冷却水がポンプ主軸に沿ってポンプ外部に出ないようにするために設けられている。


(INESによる暫定評価尺度)

基準1 基準2 基準3 評価レベル
0− 0−


原子炉再循環ポンプ・メカニカルシール概念図