[記者発表][平成8年度9月]−[5日14時記者発表] 原子力安全対策課
大飯発電所1号機の原子炉起動について(第13回定期検査)(8−46)

 このことについて、関西電力株式会社から下記のとおり連絡を受けた。

 大飯発電所1号機(加圧水型軽水炉;定格出力117.5万kW)は、本年5月30日から第13回定期検査を実施していたが、9月7日早朝に原子炉を起動し、同日夜に臨界となる予定である。
 今後は諸試験を実施し、9月上旬に定期検査の最終段階である調整運転を開始し、10月上旬には通商産業省の最終検査を受けて営業運転を再開する予定である。

1. 燃料集合体の検査結果

 燃料集合体の外観検査を実施した結果、異常は認められなかった。
 燃料集合体全数193体のうち、77体(うち64体が新燃料集合体で、新燃料は全て高燃焼度燃料集合体)を取り替えた。


2.


蒸気発生器伝熱管の渦電流探傷検査結果

 蒸気発生器伝熱管全数(13,528本)について、渦電流探傷検査を実施した結果、異常は認められなかった。


3.

主要工事等
(1)

原子炉容器の供用期間中検査

 原子炉容器の供用期間中検査(10年計画)に基づき、原子炉容器胴部の溶接部等について、超音波探傷検査により健全性を確認した。


4.


次回の定期検査予定

 平成9年 秋頃