[記者発表][平成8年度10月]−[9日16時記者発表] 原子力安全対策課
大飯発電所4号機の定期検査状況について(燃料集合体リーフスプリングの損傷)(8−60)

 このことについて、関西電力株式会社から下記のとおり連絡を受けた。

 大飯発電所4号機(加圧水型軽水炉;定格出力118.0万kW)は、定格出力で運転中の平成8年9月16日4時47分、原子炉が自動停止し、その後、9月30日より第3回定期検査を実施しているが、10月6日からの燃料集合体の外観点検の結果、1体の燃料集合体の上部にあるリーフスプリング(水流による燃料集合体の浮き上がりを押さえつける役目をする金属製バネ)の付け根付近に、ひび割れが発見された。今後、原因調査を行う。
 なお、環境への放射能の影響はない。

(通商産業省によるINESの暫定評価尺度)
基準1 基準2 基準3 評価レベル
0− 0−


リーフスプリングの損傷状況概要図