[記者発表][平成8年度10月]−[11日13時30分資料配付] 原子力安全対策課
今後の原子力政策の展開にあたって−原子力委員会決定−について(知事談話)(8−61)

1.

本日、原子力委員会は、これまでの原子力政策円卓会議の議論およびモデレーターからの提言を真摯に受け止め、今後の原子力政策の展開にあたっての考え方を決定した。


2.


「新円卓会議」の開催等、様々な議論の場が設定され多角的な議論が促進される等、国の責任において、国民合意の形成に向けたより一層の積極的な取り組みが必要であると考える。


3.


使用済燃料の管理やプルトニウムの軽水炉利用については、これまで円卓会議等で主張してきたことが、今後の原子力委員会の考え方に適切に反映される必要があると考える。


4.

「高速増殖炉懇談会」が速やかに設置、開催され、「もんじゅ」の位置付けを含めた高速増殖炉のあり方について、幅広く議論される必要があると考える。

5.


今後、今回決定された考え方およびその具体的措置が、徹底的な情報公開のもとで実施され、原子力長期計画の見直しが行われるなど、国民の目に見える形で示される必要があると考える。