[記者発表][平成9年度1月]−[14日14時記者発表] 原子力安全対策課
美浜発電所3号機の第16回定期検査開始について(9−98)

 このことについて、関西電力株式会社から下記のとおり連絡を受けた。

 美浜発電所3号機(加圧水型軽水炉;定格出力82.6万kW)は、1月18日から約2カ月の予定で第16回定期検査を実施する。
 定期検査を実施する主な設備は次のとおりである。

(1) 原子炉本体
(2) 原子炉冷却系統設備
(3) 計測制御系統設備
(4) 燃料設備
(5) 放射線管理設備
(6) 廃棄設備
(7) 原子炉格納施設
(8) 非常用予備発電装置
(9) 蒸気タービンおよび蒸気タービン付属設備


1. 主要工事等
(1) 化学体積制御系統浄化流量増加工事(図−1参照)
 一次冷却材中の放射性腐食生成物を効率的に除去し、定期検査時における被ばく低減を目的として、化学体積制御系の浄化流量を発電停止時に増加させるため配管等の改造を実施する。

2.

燃料取替計画
 燃料集合体全数157体のうち、64体を取り替える予定である。
 新たに装荷する燃料集合体64体のうち、56体は新燃料集合体(全て高燃焼度燃料集合体)である。

3.

運転再開予定
原子炉起動・臨界 平成10年3月上旬
発電再開(調整運転開始) 平成10年3月上旬
定期検査終了(営業運転再開) 平成10年4月上旬