1. |
運転実績の概要 |
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平成8年度の県内原子力発電所(14基、1,145万kW)の稼働実績は、発電電力量約755億kWH、平均時間稼働率76.7%、平均設備利用率75.3%で、ほぼ計画どおりの運転が行われた。[表−1、表−2、表−3、表−4、図−1、図−2、図−3]
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項目
炉型 |
発電電力量
(億kWH) |
時間稼動率
(%) |
設備利用率
(%) |
沸騰水型炉
(BWR;1基) |
22.07 |
71.3 |
70.6 |
加圧水型炉
(PWR;12基) |
722.89 |
77.6 |
75.5 |
新型転換炉
(ATR;1基) |
10.05 |
70.7 |
69.6 |
県内合計
(14基) |
755.01 |
76.7 |
75.3 |
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元の位置へ▲ |
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平成8年度の県内原子力発電所の運転状況は、時間稼働率、設備利用率とも、ほぼ順調な稼働であった。
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(1) |
定期検査 |
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平成8年度に定期検査を終了した発電所は9基あり、これらの定期検査期間の平均月数は6.3カ月と例年より長かった。
これは、美浜1号機の第14回定期検査の633日間を含めたためであり、美浜1号機を除けば4.4カ月と前年度と同様であった。
その他、定期検査期間が長かったものとしては、蒸気発生器取替工事および原子炉容器上部ふた取替工事を実施した美浜3号機、高浜1号機が、それぞれ179日間、210日間であった。[表−5、図−3] |
(2) |
運転月数 |
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平成8年度に定期検査を開始した発電所は10基あり、前回定期検査から平成8年度定期検査開始までの運転月数は、12.0カ月と例年と同程度であった。
運転期間が長かったものとしては、高浜4号機が395日間であった。[表−6、図−3]
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(3) |
異常事象 |
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異常事象として報告された件数は25件[法律:7件(うち労災1件)、通達:2件、その他:16件]で、前年度より3件増加した。
異常事象の内訳は、原子炉自動停止1件、原子炉手動停止5件、出力変動を伴う故障等2件であった。また、運転に影響がなかったものとしては、定期検査中(停止中)の故障が5件、その他8件、労災4件であった。[表−7、表−8、表−9]
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2. |
燃料輸送実績の概要 |
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平成8年度における新燃料集合体、使用済燃料集合体および低レベル放射性廃棄物の輸送実績を表−10、表−11、表−12に示す。
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