[記者発表][平成9年度4月]−[15日21時20分資料配付] 原子力安全対策課
近岡科学技術庁長官によるふげん発電所の運転停止指示について(知事談話)(9−5)

科学技術庁は、本日18時45分動燃事業団に対し、今回のふげん発電所の重水精製装置事故に関して科学技術庁および自治体等への通報連絡が大きく遅れたことから、ふげん発電所の運転を停止し、情報伝達体制の改善を徹底するよう指示した。



今回のふげん発電所における重水精製装置事故が安全協定に定める異常事象に該当し、直ちに連絡すべき事項であるにもかかわらず連絡が遅れたことは誠に遺憾である。



また、一昨年のもんじゅ事故および今回の動燃東海再処理施設事故によって動燃事業団の対応が厳しく問われている最中でもあることから、今回の動燃事業団の対応は誠に不適切である。



動燃事業団は組織全体として厳しく反省し、今後このようなことのないように徹底的な情報伝達体制の改善を行うよう強く求める。