[記者発表]−[平成9年度5月]−[6日11時記者発表] | 原子力安全対策課 |
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高浜発電所2号機の原子炉起動と調整運転開始について(第16回定期検査)(9−16) | ![]() |
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このことについて、関西電力株式会社から下記のとおり連絡を受けた。
記 |
高浜発電所2号機(加圧水型軽水炉;定格出力82.6万kW)は、本年2月5日から第16回定期検査を実施していたが、明日5月7日夕方に原子炉を起動し、翌8日未明に臨界となる予定である。
今後は諸試験を実施し、5月上旬(5月10日頃※)に定期検査の最終段階である調整運転を開始し、6月上旬には通商産業省の最終検査を受けて営業運転を再開する予定である。
※ |
タービンバランシング作業(調整運転開始前にタービンの回転数を上昇させて振動を測定し、振動が大きい場合には、タービンの車軸におもりを取り付け、振動が小さくなるように調整する作業)の実施の有無により、調整運転の開始が前後する。 |
1. | 燃料集合体の検査結果 | ||||||||||||
燃料集合体の外観検査を実施した結果、異常は認められなかった。 燃料集合体全数157体のうち、61体(うち52体が新燃料集合体で、新燃料は全て高燃焼度燃料集合体)を取り替えた。 |
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2. |
蒸気発生器伝熱管の渦電流探傷検査結果 |
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蒸気発生器伝熱管全数(10,146本)について、渦電流探傷検査を実施した結果、異常は認められなかった。 | |||||||||||||
3. |
主要工事等 |
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4. |
次回定期検査の予定 |
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平成10年 夏頃 |
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1. | 概要 | ||||||||||||||||
高浜発電所2号機の原子炉容器上部ふた取替工事は、平成9年2月5日からの第16回定期検査開始をもって開始した。 平成9年3月2日に新原子炉容器上部ふたを原子炉格納容器内へ搬入、3月26日に旧上部ふたを格納容器内から蒸気発生器保管庫へ搬出した。4月16日に原子炉容器へ新上部ふたを吊り降した後、ボルトの締め付け等を行って4月22日に組み立てを完了した。なお、新原子炉容器上部ふたの搬入前に、搬出・搬入の際に干渉する機器搬入口前遮へい壁の一部を撤去し、旧原子炉容器上部ふた搬出完了後、復旧した。 また、原子炉容器上部ふた取替工事としての総被ばく線量当量は約0.2人・Sv(平成9年4月13日現在)であり、放射性廃棄物は旧原子炉容器上部ふたおよび制御棒駆動軸等、ドラム缶換算で約290本(平成9年4月13日現在)が発生し、それらをB−蒸気発生器保管庫および既設の廃棄物庫に保管した。また、機器搬入口前遮へい壁の一部撤去に伴い発生した切断コンクリートブロックについては、「放射性廃棄物でない廃棄物」として、発電所構内に適切に埋設処分した。 |
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2. |
原子炉容器上部ふた取替工事計画経緯 |
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3. |
原子炉容器上部ふた取替工事実施状況 |
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元の位置へ▲ |
図1−1 | 高浜発電所2号機原子炉容器上部ふた取替工事工程表 |
図1−2 | 原子炉容器上部ふたの技術的改善点 |
図1−3 | 原子炉容器上部ふた搬出入の概要図 |