[記者発表][平成9年度7月]−[18日16時記者発表] 原子力安全対策課
高速増殖原型炉もんじゅの2次系ナトリウム漏えい事故時の不適切な情報提供にかかる動燃事業団の調査報告について(9−37)

 このことについて、動力炉・核燃料開発事業団(以下「動燃事業団」という。)から連絡を受けた。

 本日、福井地方検察庁は、高速増殖原型炉もんじゅの2次系ナトリウム漏えい事故にかかる法令事故報告に関して、原子炉等規制法に違反する事実があるとの決定を下した。
 動燃事業団において法令に違反する事実があったことは、誠に残念である。
 県としては、この事実を踏まえ、動燃事業団に対し下記の事項を改めて強く申し入れる。


もんじゅ事故や東海再処理施設の事故を巡る情報公開等への不適切な対応を厳しく反省し、原子力関係法令および安全協定の厳正な遵守と情報公開への積極的な取り組みを行うよう全役職員に徹底すること


その組織および経営管理体制ならびに全役職員の意識を抜本的に改革し、国民、県民の信頼回復に万全を期すること