[記者発表][平成9年度8月]−[6日11時記者発表] 原子力安全対策課
新型転換炉ふげん発電所の第14回定期検査の開始について(9−43)

 このことについて、動力炉・核燃料開発事業団から下記のとおり連絡を受けた。

 新型転換炉ふげん発電所(新型転換炉原型炉;定格出力16.5万kW)は、平成9年8月7日から約4カ月の予定で第14回定期検査を実施する。
 定期検査を実施する主な設備は次のとおりである。

(1) 原子炉本体
(2) 核燃料物質の取扱施設および貯蔵施設
(3) 原子炉冷却系統施設
(4) 原子炉補助系統施設
(5) 計測制御系統施設
(6) 放射性廃棄物の廃棄施設
(7) 放射線管理施設
(8) 原子炉格納施設
(9) 非常用電源設備
(10) 蒸気タービン
(11) 電気設備


1. 主要改造工事等
(1) 湿分分離器水位高高検出用レベルスイッチの移設工事(図−1参照)
 本年4月15日に「湿分分離器水位高高」信号発信に伴い原子炉自動停止したことに鑑み、「湿分分離器水位高高」検出用レベルスイッチ(A、B両系統で計6個)にドレンフラッシュの影響が及ばないよう検出位置を変更する。
(2) 1次冷却系計測装置更新工事
 予防保全のため、1次冷却材の圧力、流量、水位計測装置(中央制御室補助盤を含む)を取り替える。

2.

燃料取替計画
 燃料集合体全数224体のうち24体を新燃料集合体(うち混合酸化物燃料は18体)に取り替える。

3.

運転再開予定
原子炉起動・臨界 平成9年11月中旬
発電再開(調整運転開始) 平成9年11月中旬
定期検査終了(本格運転再開) 平成9年12月中旬