[記者発表][平成9年度10月]−[21日13時記者発表] 原子力安全対策課
大飯発電所1号機の第14回定期検査開始について(9−66)

 このことについて、関西電力株式会社から下記のとおり連絡を受けた。

 大飯発電所1号機(加圧水型軽水炉;定格出力117.5万kW)は、平成9年10月23日から約3カ月の予定で第14回定期検査を実施する。
 定期検査を実施する主な設備は次のとおりである。

(1) 原子炉本体
(2) 原子炉冷却系統設備
(3) 計測制御系統設備
(4) 燃料設備
(5) 放射線管理設備
(6) 廃棄設備
(7) 原子炉格納施設
(8) 非常用予備発電装置
(9) 蒸気タービンおよび蒸気タービン付属設備


1. 主要工事等
(1) 1次冷却材ポンプ供用期間中検査(図−1参照)
 1次冷却材ポンプの供用期間中検査として、4台あるポンプのうち、Bポンプの分解点検(10年に1回)を行い、ポンプケーシング等耐圧部の健全性を確認する。

2.

燃料取替計画
 燃料集合体全数193体のうち、80体を取り替える予定である。
 新たに装荷する燃料集合体80体は、全て新燃料集合体(全て高燃焼度燃料集合体)である。

3.

運転再開予定
原子炉起動・臨界  平成10年1月上旬
発電再開(調整運転開始) 平成10年1月上旬
定期検査終了(営業運転再開) 平成10年2月上旬